健康
10.32014
【医師監修】花粉症皮膚炎とは?アトピー性皮膚炎との関連性
■記事監修医師
自由が丘クリニック
皮膚科美容皮膚科
慶応義塾大学病院皮膚科
日本皮膚科学会専門医
田村 舞 先生
今年もまた花粉症の季節がやってきました。花粉症で顔や眼の周りが、かゆいという人いませんか。これは花粉症皮膚炎という症状です。今回はこの症状について専門家の自由が丘クリニック皮膚科医の田村先生に聞いてきました。
まぶた・頬骨・あごから首にかけて、カサカサして、かゆみと赤みが見られます。
ジクジクする、などのひどい症状はあまりみられません。
花粉症があったり、アトピー性皮膚炎や乾燥肌で皮膚のバリア機能が低下している状態の場合は、帰宅したらすぐ洗顔をしたりシャワーを浴びたりして、皮膚についた花粉を落とすことが必要です。また、外出時には花粉が目に入らないように眼鏡をするのも対策になります。あとは、こすりすぎないように気をつける必要があります。
いわゆる湿疹に対する治療になります。
全体を保湿することがベースになり、これだけでも目の周りは改善される方もいます。しかし、それでもかゆかったり湿疹がある場合は、保湿した上からさらに弱いクラスのステロイドを塗って、炎症をおさえます。
さらに、花粉症に対して抗アレルギー薬を内服することにより、そのほかの症状とともに改善します。
まず、かいたり、こすったりはしないように心がけてください。
花粉がついたかなと思ったらふき取ったり、洗顔したりしてください。もし外出先で洗顔できない状態であれば、冷やしたタオルなどをあててください。
また、あごや首にかゆみがある場合、こすれないように注意してください。
かゆみが強い場合は、抗アレルギー薬の内服や、ステロイドの外用も考慮しますが、症状に合わせますのでまずは受診してください。
普段使用していても、突然あわなくなる、ということはあります。
かぶれには刺激性接触皮膚炎とアレルギー性接触皮膚炎という大きくわけて2通りあります。
刺激性皮膚炎はその原因物質の濃度と接触時間に比例して誰にでも起こりえるものです。
アレルギー性接触皮膚炎は、何回か使用しているうちに感作され、アレルギー反応を示すもので、抗体を持った方にのみ起こります。
普段は大丈夫であっても、花粉症が始まる2月は乾燥が強く、バリア機能が少し弱くなっている時期でもありますので、刺激性皮膚炎を起こしてしまったのでしょう。
洗顔のときには泡で洗って、皮膚をこすらないようにする、低刺激性の保湿をするように心がけてください。
洗顔のときには泡で洗って、皮膚をこすらないようにする、低刺激性の保湿をするように心がけてください。
1つの悩みや症状に対して、その治療法は多岐にわたります。形成外科、美容皮膚科、美容外科、美容内科、婦人科の5分野のエキスパートたちが、最高の技術でサポート。
東京都目黒区八雲3-12-10パークヴィラ2F
ご予約・お問い合わせ先:03-5701-2400
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